京都ひとり旅 その6 京都嵐山オルゴール博物館・風俗博物館・京都文化博物館

京都ひとり旅2日目は、博物館めぐりをしようと考えていました。

そこで、まずは「京都嵐山オルゴール博物館」に向かいました(入館料1000円)。

P1020015 世界最古のオルゴールはじめ、オートマタなどさまざまなオルゴールが数多く展示されています。

平日の午前中ということもあって見学者はわたし一人であったにもかかわらず、職員の方がひとつひとつ丁寧に説明しながらオルゴールを動かしてくださったので、とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。

日本ではあまり日常に馴染みのないオルゴールですが、ヨーロッパでは日用品のさまざまなもの(印章や嗅ぎ煙草入れ、椅子などにも!)に組み込まれていたようです。

現在ではCDプレイヤーやiPodなどの媒体を通じてわたしたちは手軽に音楽を楽しむことができますが、18世紀にオルゴールができるまで一般の人々の生活の中には音楽がなかったのだという話を聞いて、オルゴールのすごさを初めて知った気がしました。

ここでは語りつくせないくらい素敵な博物館です!

ぜひもう一度行きたいと思います!

続いて向かったのが、「風俗博物館」(入館料400円)。

こちらは井筒法衣店ビルの5階にあります。

『源氏物語』の光源氏の邸宅「六條院」の模型が展示されています。

写真などではわかりにくい平安時代の調度品や衣装等を、手の届く距離で見ることができるのでとても興奮しました。

なんと写真を撮ることもできます!

衣装の試着もできます。

こちらもわたし一人だったので、フロアを行ったり来たりしながら一周では飽き足らず二周して、写真も思う存分撮って、『源氏物語』の世界を満喫することができました。

続いて、「京都文化博物館」へ。

日ごろの運動不足がたたりかなり足腰が疲れ果てていたので、サラッと見るつもりで行きました。

しかし、現在行われている「藤城清治 光と影の世界展」がとても良く、結局ここでも2時間あまり見学することとなりました(入場料1200円)。

もちろんこの特別展示を目的にしていたのですが、正直こんなに素敵だとは思っていませんでした。

影絵だからこその神秘的な雰囲気!

それをつくりだす作家の技術、演出!

芸術というのは実際に見てこそのものだなということを改めて実感させられました。

とても手が出そうにないけれど、自分の部屋に一つ、この輝く作品がほしいなあと思いました。

常設展示では京都の変遷が展示されています。

現在、狩野益信の洛中洛外図屏風が展示されています。

今回の旅で訪れた場所も描かれていて、江戸時代の人々が見た風景を、今ここに生きている自分が見ることができたということがなんだか不思議で、これはある意味奇跡だなと思いました。

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京都ひとり旅 その5 天龍寺・野宮神社

P1010997 8時過ぎ、朝日に輝く桂川と渡月橋を見ながらぶらぶらと天龍寺に向かいました。

天龍寺では本堂と庭園を参拝しました(600円)。

P1020004方丈と池の間を通り、望京の丘まで登って、広く美しい庭園を満喫しました。

雲龍図は限られた日のみの特別参拝ということで見ることはできませんでした。

残念。

北門から竹林に出て、そのまま野宮神社へ。

伊勢神宮に奉仕する皇女を斎宮といいますが、その斎宮に立つ内親王は、まず皇居内で潔斎し、その後野宮で潔斎して伊勢に向かったそうです。

『源氏物語』では、六条御息所の娘が斎宮になるため野宮で潔斎生活を送っていて、その下向の直前に光源氏が六条御息所を訪れる場面が描かれています。

P1020010 そこには「小柴垣を大垣にて」「黒木の鳥居ども」とあります。

当時の景色もこの写真のようであったのでしょう。

このような黒木鳥居というのは、鳥居の形としては古いものなのだそうです。

P1020012 野宮神社周辺には竹林が広がっていて、歩いていてとても気持ちいい道でした。

途中、作業現場の警備員の方が「写真撮ってあげるよ」と声をかけてくれたので、お言葉に甘えて撮ってもらうことにしました。

慣れた様子で「はい、ここに立って」「次ここね」と指示してくれて、そのとおり撮ってもらったらとてもいい雰囲気で写っていました。

ひとり旅ではなかなか自分が映っている写真というのは撮れないので、とても貴重な写真になりました!

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京都ひとり旅 その4 ご清遊の宿らんざん

仁和寺を出て、京福北野線で御室駅から嵐山へ。

宿泊するのはご清遊の宿らんざん。

「じゃらんnet」からシングルプランに申し込みました。

朝夕食事ありで、セミダブルベッドのシングルルームです。

P1010991 とてもきれいなお宿で、食事もおいしくいただきました。

日本酒三種類を少しずつのめる「三大祭り」を頼んで、一P1010995人ほろ酔いで良い気分になることができました。

女性ひとり旅と思われる人も何人かいて、となりのテーブルのおばあちゃんが、浴衣姿で一人ぐいP1010989ぐいお酒をのんでいるのが粋でかっこよかったです。

わたしもあんなふうになりたい!

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京都ひとり旅 その3 金閣寺・龍安寺・仁和寺

糺の森を抜けて次の向かったのは金閣寺。

実は金閣寺(鹿苑寺)に行くのは初めて。

P1010971 受付で拝観料(400円)を払うと、拝観券ではなくお札がもらえます。

写真では見慣れていたものの、やはり実際に見てみると思わず「おー」とつぶやいてしまいました。

きぬかけの道を歩いて龍安寺へ。

地図で見ると近そうなのに、これが意外と距離があって途中でへこたれそうになりました(立命館大学前で休憩した…)。

わたしのように足腰に自信のない人は、次の日に響くのでバスで移動した方がいいでしょう。

龍安寺は、現在方丈が工事中ですが、石庭を見るのには支障はありません(500円)。

P1010974 以前石庭を見たときは14しか石を見つけることができなかったのだけど、今回は観光客が少なかったこともあってじっくり15みつけることができました。

続いて、またまたきぬかけの道を歩いて仁和寺へ。

御殿の拝観は500円。

15時半くらいに仁和寺に着いたら、受付の方に「先に御殿に行った方がいいよ」と言われました。

P1010979御殿は受付が16時まで、拝観が16時半までだそうです。

平日だからか観光客が少なくて、黒書院の襖絵もじっくり見ることができたし、南庭や北庭を見ながらゆったりすることもできました。

御殿を出て金堂へ。

この金堂は、桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿を江戸時代に移築したもので、国宝に指定されています。

P1010982現存最古の紫宸殿の遺構だそうです。

そんなことはまったく知らずに行ったので、説明を読んで一気にテンションが上がり、隅から隅まで見てまわってしまいました。

二王門を出るころには、すでに時計の針は17時を示していました。

P1010985 ちょうどそこに受付の方がいらっしゃって、「見れた?」と声をかけてくださいました。

こういうのっていいよね。

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京都ひとり旅 その2 上賀茂神社・下鴨神社

なぜ上賀茂神社と下鴨神社に行ったかといえば、これは『有頂天家族』(森見登美彦)に描かれていた下鴨神社・糺の森を一目見たかった、という少々不純な動機に端を発する。

そして、下鴨神社に行くのであれば、上賀茂神社も行くべきだろうという安易な結論にたどり着いたわけである。

しかし、いかに動機が不純であろうと、結果としてそこから学びとることができればなんの問題もない。

いや、むしろ「思いがけないことが起こる人生って、なんて素敵なんだろう」と幸せを実感できるのである。

というわけで、本当にすばらしかった上賀茂神社と下鴨神社についてです。

上賀茂神社へは、京都駅から市バスに乗って上賀茂御園橋で下車。

だいたい40分くらい。

今、国宝・本殿特別参拝とご神宝展というのをやっていて、神職さんが上賀茂神社の由来や建築様式について話してくれます。

これが大変おもしろい。

内容については、ぜひ実際に聞くことをおすすめします。

国宝の本殿・権殿も見られます。

初穂料は500円。

P1010954情報誌には所要45分とあったけど、とても居心地が良かったので、結局70分くらいいたみたいです。

さて、上賀茂御園橋バス停から下鴨神社前バス停へ。

下鴨神社の由来については、山城国『風土記』などに神話が伝えられているそうで、これも大変興味深いお話です。

P1010968境内は糺の森と呼ばれています。

たくさんの社殿があり、たとえば御手洗社の前にある不思議な池「みたらしの池」に水が湧き出る様子をかたちどったのがみたらし団子の発祥であるというおもしろい話もあります。

現在下鴨神社では重要文化財の「大炊殿」の特別公開がされています。

拝観料は500円です。

さて、上賀茂神社、下鴨神社といえば、葵祭。

平安時代に「まつり」と言えば葵祭を指すほどでした。

『源氏物語』では、葵祭を見に行った葵上と六条御息所がはちあわせをして、見物場所をめぐって争った「車争い」の場面が描かれています。

また、紫上を葵祭の見物に連れ出そうと、光源氏自らが紫上の髪を削ぐ場面もあります。

作者である紫式部もこの地を踏んだのだと思うと、感慨深いものがありました。

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京都ひとり旅 その1

8/26、27と京都に行ってきた。

ようやくとれた夏季休暇。

いつものわたしなら家でだらだら過ごすところだけど、猛烈に忙しかった今年の夏はどうしても遊ばなければ気がすまなかったのである!

2日前に急遽京都に行くことを決め、いろいろ調べて、宿もとって、近鉄特急でいざ京都へ!!

今回訪れたのは次のとおり。

1日目

・上賀茂神社

・下鴨神社

・金閣寺

・龍安寺

・仁和寺

2日目

・天龍寺

・野宮神社

・京都嵐山オルゴール博物館

・風俗博物館

・京都文化博物館

結果的には世界遺産と源氏物語の旅であったな。

くわしくは次回から写真付きで!

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伊豆旅行

5月3日、4日、きよみさんと伊豆に行ってまいりました。

沼津で東名をおりて、修禅寺へ。

修禅寺は、平安時代に空海が開き、鎌倉時代には第2代将軍足利頼家が幽閉され非業の死を遂げた場所でもあります。

なぜこの場所に行こうと思ったか自分でもわからなかったのだけど、歌舞伎の演目「修善寺物語」を観たことがあったので、それが頭に残っていたのだということに旅行中気がつきました。

「修善寺物語」はどんなお話かというと…

頼家に面を作るよう頼まれた夜叉王が、何度作ってもその面に死相が出てしまい、納得できず頼家に渡すことを渋っていたところ、頼家が怒り夜叉王を斬ろうとしたので、娘のかつらが面を頼家に渡します。

しかしその夜、頼家は北条側の人間に殺されてしまう。

面をつけて身代わりとなり頼家を助けようとしたかつらも、瀕死の状態で家にたどり着きます。

それを見た夜叉王は、自分の腕の確かさに満足し、死を前にした娘かつらの面を写しとる。

と、こんなお話です。

これは岡本綺堂の創作ですが、歴史とうまく結びついていておもしろい作品です。

さて、そんな修禅寺のそばに日枝神社があります。

この場所は修禅寺の鬼門にあたり、源範頼が幽閉されていたところでもあります。

境内には夫婦杉の大木があり、その迫力に圧倒されます。

それほど大きくはない神社で、観光客もほとんどいませんでしたが、とても良い場所でした。

竹林の小径をぶらぶらし、源頼家の墓、指月殿、おしゃぶり婆さんの石仏なども、山道を歩きながら見てまわりました。

そのあとはひたすら南下し、宿泊する南伊豆の「テラ・憩いの里」へ。

ログハウスに泊まり、夜は地元の魚料理を、朝は天然酵母で発酵させ石釜で焼いたパンをいただきました。

このパンがめちゃくちゃおいしかった!

2日目は西伊豆へ。

堂ヶ島では洞くつめぐりをしました。

わずか20分ですが、これがとてもおもしろかった。

自然が作り出した岸壁の模様や無数の洞窟の神秘的な様子には、久しぶりに胸が躍りました。

ホント、自然って不思議です。

続いて沼津へ。

沼津では市場に行きたかったのですが、大変な渋滞と混雑のため断念。

しかし、東名にのる前に「沼津ぐるめ街道の駅」に寄ったところ、ここがよかった。

立ち食いのすし屋さんがあって、ほぼあきらめていた生しらすや桜海老を食べることができました。

ウマイ! しかも格安!!

お土産も充実していて、いろんなものを買うことができました。

伊豆は歴史も文学も自然もあって、もっともっと知りたくなる場所でした。

そして、年月を重ねることのすごさを教えてくれる場所でもありました。

カッコいいぜ、伊豆!!

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夢楽 憩いの館(大台町)

今日はきよみさんと奥伊勢で遊んだ。

11時半に道の駅で待ち合わせをして、そこから栗谷地区へ。

「夢楽 憩いの館」でランチを食べて、そこで朴の木団子を作った。

「夢楽」は、「栗谷地区活性化を図る会」有志の人たちによって作られ、土、日、祝日にランチを提供したり、そば打ちやこんにゃく作りや朴の木団子作りの体験をさせてくれたりする。

ランチは土地の人が作ってくれた野菜中心のもの。

P1010600

野菜のてんぷら、白和え、なます、おからその他もろもろの揚げ巾着、ピーマンの佃煮、きのこの味噌汁、お茶と小豆の寒天などなど。

これだけあって、なんと700円!!(限定15食)

しかもおいしい!!

肉や魚を使っていないからこの値段なんだろうけど、手間を考えたらとてもお値打ちだと思う。

「最近、こういうののほうがいいよねぇ」

「昔はとりのから揚げとかハンバーグとかのほうがよかったのにねぇ」

と2人でしみじみとおのれの年齢を実感したのでした。

朴の木団子は、小麦粉・もち粉・砂糖・よもぎを混ぜた生地で餡を包んだものを、さらに朴の葉で包んで蒸す。

2人で2500円。

P1010603 作る大きさにもよるけど、わたしたちは27個作って、蒸したてのものを1個ずつ食べて、1個はお店の方に差し上げて、12個ずつお土産に持って帰ってきた。

冷凍保存もきくそうなのでしばらく楽しめそうだ。

お店の方々がとても親しみやすく、のんびり楽しく体験することができました。

ランチメニューは日替わりなので、ぜひまた行ってみたいと思う。

さて、このあたりには滝がいくつかあるということで、「水呑不動の滝」に行ってみた。

地面が雨で濡れていたので、足腰の弱いわたしはよたよたしながら滝のもとまで歩いた。

滝の勢いのためか、滝つぼの岩が深くえぐれて神秘的な水の溜まり場ができていた。

岩には筋がついていて、その長い長い年月を思わせた。

勢いづいたわたしたちは「十八ヶ滝」に向かうことにした。

しかし、どこでどう道を間違えたのか林道に入ってしまい、どこをどう走っているのやらわからない状態に。

途中土砂崩れがあったり、道が崩れていたり、電灯もないし、対向車もないし、ナビにはなにも映らないし、ケータイは圏外だしで、「わたしたちは一体どうなるんだ??」と少し不安になった。

でも、どんなに深い山奥でも(実際はそうでもなかったのかもしれないけど)道があるということに勇気づけられた。

道を発明してくれた人、ありがとう。

その道がたとえローマに続こうと、道さえあれば帰れるのです。

わたしたちがひと山越えてたどり着いたのは、そう離れた場所ではなかったのだけど。

P1010604 というわけで、「十八ヶ滝」には行けず、でも途中立ち寄った観光案内所のチラシをたよりに、今度は熊野古道ツヅラト峠の入り口へ。

P1010610 車を置いて少し歩いたところに蕎麦の花畑があった。

ちょうど今が時期らしい。

蕎麦の花は白く、茎は赤く、意外に華奢な感じがした。

あいかわらずののんびりふらっと旅は、今回も大満足のものでした。

団子を作ったり蕎麦の花畑を見たりっていうのは、北海道で海の幸を食べたり沖縄でマリンスポーツをしたりっていうのよりは地味な感じがするけど、まず人がごちゃごちゃいないのがいいし、こういうのは今の年齢に達したから楽しめる類のもので、こういうものを楽しんでいる自分を発見するのもまたおもしろい。

という点で同じ考えを持っているきよみさんとは、これから三重を旅してまわろうと思っています。

これに関しては計画を立てるのが面倒だなどと言わずに、ライフワークとして(!?)責任を持って(!?)取り組んでいく所存でございます。

きよみさん、よろしく。

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飛騨高山への旅

8/13・14と、きよみさんの運転で高山へ一泊旅行に行ってきた。

宿泊先だけ決めて、あとは成り行きに任せるのんびり旅。

9時過ぎにうちを出て、ずっと下道で民宿に着いたのは15時半ごろ。

「甚左衛門」は、宮川のせせらぎが聞こえる静かないなかの民宿。

わたしもきよみさんも、民宿に着いてからはどこにも出かけず、宮川に足をひたして夕方までぼーっとしていた。

夕飯には、「どぶろく甚左エ門」をいただいた。

これは甘くて歯ごたえもあっておいしかった。

「わたしはお酒はのめないけど、これだけはのめるの。ただ、のみやすいから気がついたら足腰が立たなくなっていたりするから気をつけないと」

と民宿の方もおっしゃっていた。

ほかにも、飛騨牛(と思われる)のさしみとか、よもぎ麩にえごまのたれをかけたものなど、地元の料理を楽しませていただいた。

家族連れが多く、夜もバーベキューをやったり花火をしているお客さんたちもたくさんいた。

わたしときよみさんは、懐中電灯を持って夜のお散歩に。

「そういえばなんとか流星群が見えるっていう話をテレビでしてたよ」

と話をしながら空を見ていたら、ヒューッと流れ星。

わたしが「あ、あれ」と言ってからきよみさんも見られるぐらい、長い流れ星だった。

まだ見られるかも、と思い10分ぐらい見ていると、今度は夜空を横断するような長い尾を引く流れ星が。

そしてヒュッと小さな流れ星。

短い時間で合計3個の流れ星を、しかもきよみさんと一緒に見てしまった。

天の川もはっきりわかるぐらいの真っ暗な道を歩くのは少し怖かったけど、とてもすてきな体験でした。

朝ごはんも朴葉みそや「ころいも」とよばれる小さなじゃがいもを甘いあんでからめたものなど、これも地元の味を楽しむことができた。

おかみさんに料理のことをいろいろ聞いて(ここでえごまのたれのことも聞いた。なかなかないもので、こういう民宿で、たまたま近くのおばあちゃんが作っているから出せるのだそうだ)、わたしもきよみさんも料理に感激しているということを伝えたら、

「あなたたち、いなかの味が好きなのよ」

と言われた。

それはなんだかほめ言葉のような気がしてうれしかった。

朝食後、また川に行った。

朝の川はやっぱりひんやりしていて、最初は足が痛いぐらいだったけどやっぱり気持ちよかった。

「甚左衛門」はのんびりしたい人にはおススメの宿です。

観光の拠点にすることはできないかもしれないけど(でも高山市内まで10キロもないからそれほど不便ではない)、何もしないぜいたくっていうのもあると思う。

今度行くときは本を持って、一日読書にふけってみたいなあと思いました。

民宿をあとにして、向かった先は臥龍公園。

ここには岐阜の三大桜といわれる臥龍桜がある。

もちろん今は葉が青々と繁っていて花は咲いていないのだけど、それでも高さ20m、枝張り30mというその姿からは何か力をもらえるような気がした。

その後、飛騨国分寺に向かった。

ここには樹齢1200年の大銀杏がある。

三重塔を超える高さの大銀杏は圧巻。

この国分寺で、ある方とお話をした。

その方は若き日に戦地に赴き、戦争を経験された方だった。

満州に行き、ソロモンに行き、多くの戦友を失ったそうだ。

とにかく食べるものがなく、毎日さつまいもばかりを、それも葉や茎までも食べていたそうだ。

日本に帰ってきてからはパンを作って配ったり、作り方を教えたりしていたそうだ。

粉を手でこねて、ドラム缶を割って、薪を焚いて、パンを焼く。

当時、その方は25歳だったという。

「たくさんの戦友を失った。でも62年たった今ではもうその戦友の顔も忘れてしまって…」

微笑みながら話してくださったけれど、どこか寂しそうでもあった。

終戦の日を前に、貴重なお話を聞くことができた。

戦争を知る人が少なくなってきている今、しかも地元に根付いていないわたしはこういうお話を直に聞く機会はほとんどない。

だからこうやって旅先でお話を聞くことができたのは本当に幸せなことだし、その方が生きて帰ってきて、その日その時間にその場所にいてくれたことに感謝したいと思う。

その後は古い町並みをぶらぶら。

ただ、とにかく人が多くて、わたしもきよみさんもバテ気味だった。

ここにきてようやくお盆であることを実感しました。

帰り、ところどころ渋滞もあったけれど、まあまあスムーズに帰途につくことができました。

貴重な体験、貴重な出会いのあった旅でした。

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