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名古屋平成中村座 昼の部

昼の部は「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ) 法界坊」です。

法界坊:中村勘三郎、甚三郎:中村橋之助、要助実は松若:中村勘太郎、野分姫:中村七之助、正八:片岡亀蔵、勘十郎:笹野高史、権左衛門:坂東彌十郎、お組:中村扇雀

「鯉魚の一軸」を中心に、松若と、その許嫁の野分姫、松若と恋仲にあるお組、そのお組を恋い慕う男たちが物語を作っていきます。

とくに、悪党なんだけどなんだか憎めない法界坊は、勘三郎さんが演じるだけに余計魅力的に見えてきます。

歌舞伎とは思えないような演出、アドリブもふんだんに盛り込まれています。

正八が女性に迫るときの「にらみ鯱」は見ものです(笑)

勘三郎さんが他の出演者たちをいじるのも楽しいです。

前半「はたしてこれは歌舞伎だろうか」というくらい自由に動き回っているように見える役者さんたちですが、お芝居が進むうちに次第に雰囲気が変わってきて、最後はいかにも歌舞伎という感じでビシッと締めてくれます。

観客を楽しませようとする気迫みたいなものが伝わってきました。

きっと初めて歌舞伎を観る人から、歌舞伎を見慣れている人まで満足のいくお芝居ではないかなと思います。

さすが勘三郎さんです!

「中村座」でしか味わえないような演出も盛りだくさんです。

思わず「おー!」と言ってしまう場面がいくつもありますよ。

それは見てのお楽しみ!

幕が引かれてからも拍手は鳴り止まず、ふつう歌舞伎にはないカーテンコールがありました。

そしてこれまたふつう歌舞伎にはないスタンディングオベーション。

平成中村座ならではですね。

歌舞伎を見始めて15年(!)のわたしですが、とても新鮮な気持ちで歌舞伎を感じることができました。

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