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『しずかの朝』 小澤征良

母と娘、姉と妹、男と女。

どれが主題なのだろうと考えながら読んでいたのだけど、きっと、そういうもの全部をひっくるめた人と人との関係が描かれているのだと思う。

どれもある意味厄介で不明瞭で面倒くさい。

人間関係というのは、本当にどうしてこうも面倒なのだろう。

でも人は、人を伝って時間や空間を共有できるのもまた事実だ。

“面倒”の裏には、そこにしかない”絆”もある。

人と人とがつながることによって、時間も空間もつながってきたのだと思うと、この“今”がとても愛おしく感じられる。

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『脳を活かす勉強法』 茂木健一郎

自分がこれまでに「うまくいった」と思ったときは、ここに書かれているのと同じようなことをしていた気がする。

わたしが国語を得意になったそもそもの事の始まりは、本読みの宿題にある。

本読みの宿題は低学年の頃からあって、わたしはかなりまじめに取り組んでいた。

これに関しては母も厳しく、「本読み3回」という宿題が、うちでは「間違えずに本読みできるようにする」であって、1ヵ所でも字が読めなかったりつまったりしたときにはまた最初からやり直し。

「よし、完璧」となったら母の前で披露し、もし間違えたらまたやり直し、というなかなかハードなものであった。

おかげで教室で読む頃にはかなり上手になっていた。

すると、「あかりんごちゃんは本を読むのが上手」と先生からも友達からも言われるようになる。

それがうれしくて、また次の本読みもがんばる。

“上手く”読めるようになるためには、漢字もしっかり覚えなくてはいけないし、ことばの意味や登場人物の心情にまで気を配らないといけない。

作者の考えがわかってくると、文章そのものに興味がわいてきて、別の文章も読んでみたくなる。

というようなことをくり返しているうちに、いつのまにか国語が得意になっていた。

これはわたしの「強化回路」がうまく回っていた例なんだろうなと思う。

今、こういう回路がちょっと足りないかも。

脳を喜ばせないとダメですね。

とても興味深い本でした。

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