目標!

お久しぶりです。

相変わらず帰りは遅いし、「先生、ちゃんとご飯食べてる?」と生徒に心配されるぐらい食生活もぐだぐだだけど、風邪も引かずに元気にやっておりますよ。

今年は降ってくる仕事をさばくのでいっぱいいっぱいの年だった。

来年はちょっとゆっくりできるかなと思っているのだけど、その道のりは近いようで遠い…

そしてそれを決めるのは結局自分だ。

あたり前だけど。

「他人のせいにしない。今できることをする。」

主任が生徒に言っていることばを自分に言い聞かせる毎日である。

目の前に選択肢がたくさんあって、そこから自由に自分の道を決めていけるというのはとても幸せなことだ。

だけど、その責任の重さを知れば知るほど、苦しくなる。

安部公房の『鞄』の「自由」がちょっとほしくなったりもする。

でも、そんな「自由」からは逃れたくなる日がくるんだろうな、きっと。

だから、今できることを自分で決めて行動する。

これ、来年の目標!

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あたたかい

人は支え合いながら生きているよな。

なんて当たり前のことを、実感するのは簡単なようで難しい。

でもわたしはそういうことを比較的頻繁に感じられる環境にいるので、とても幸せだと思う。

最近、あるパラリンピック金メダリストの方との出会いがあった。

その方のお話から心臓移植を必要とする少女の存在を知り、今日はその募金活動を通じてさらにたくさんの人との出会いがあった。

募金をお願いする人たちも、協力してくださる方々も、本当にあたたかい。

参加した生徒たちも「すごいね、すごいね」と言っていた。

ボランティア活動に参加すると、いつも元気をもらえる。

仕事がうまくいかなかったり、人間関係で悩んでいたりしても、「やっぱり人はあたたかい。明日も大丈夫!」と思わせてくれる。

わたしも、人に元気をあげられる人間になろう!

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第四十五回記念吉例顔見世 夜の部

夜の部も引き続き「仮名手本忠臣蔵」です。

五段目 山崎街道鉄砲渡しの場、同二つ玉の場

六段目 与市平衛内勘平腹切の場

七段目 祇園一力茶屋の場

十一段目 高家表門討入りの場、同奥庭泉水の場、同炭部屋本懐の場

五段目は昼の部の最後に登場した早野勘平が主人公となります。

勘平のためにお軽の身売りの話をとりつけ、前金の50両を手に帰途を急いでいたお軽の父与市兵衛を、斧定九郎が殺し50両を奪います。

その定九郎を、狩りをしていた勘平が猪と間違えて撃ち殺してしまいます。

夜更けのことで相手が誰かもわからぬまま、勘平はつい死人の懐から財布を抜き取ってしまう。

そこから悲劇が始まります。

六段目では、50両を用意し仇討ちの仲間入りができると喜んでいた勘平が、昨夜殺してしまった相手が義父であったことを知り(勘違いなのですが)、さらに結局仇討ちの仲間には入れられないとの由良之助の言葉に絶望していく様子が、大変哀れです。

そして、決して金のために義父を殺したのではないということを証明するために、勘平は腹を切ります。

昼の部の判官の切腹と違い、ここには作法もなにもないため、切腹という言葉を使わず「腹切」となっているのだそうです。

七段目は、お軽が売られていった先のお茶屋さんが舞台となります。

敵をあざむくため、遊びほうける由良之助。

茶屋で遊ぶ男の色気と、しかし腹の中では亡君の仇討ちを固く決意している忠臣を演じなければならないということで、難しい役とされているのだそうです。

由良之助が密書を読む場面はとても有名で、いかにも歌舞伎といった、絵になる場面です。

十一段目は討ち入り。

志を遂げた浪士たちのすがすがしい姿で幕となります。

解説にもありますが、忠臣蔵は主従関係のみならず、恋人、親子、兄弟、さまざまな人間関係が描かれていて現在の私たちにも通じているため、古さを感じさせません。

通し狂言で観ると、より鮮明に江戸時代からのメッセージが伝わってくるような気がします。

歌舞伎ってステキです。

早野勘平:片岡仁左衛門、女房お軽:片岡孝太郎、斧定九郎:片岡愛之助、千崎弥五郎:坂東彌十郎、不破数右衛門:市川左團次、寺岡平右衛門:中村橋之助、遊女お軽:中村福助、大星由良之助:市川團十郎

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第四十五回記念吉例顔見世 昼の部

今回の顔見世は、「仮名手本忠臣蔵」を通しで観ることができます。

昼の部は

大序 鶴ヶ丘社頭兜改めの場

三段目 足利館門前進物の場、同松の間刃傷の場

四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場、同表門城明渡しの場

浄瑠璃 道行旅路の花

題名に「仮名」とあるのは、「真名」に対しての「仮名」であり、つまりは史実ではなく虚構ですよという意味もあるそうです。

もともとは、元禄14(1701)年に浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかったことに端を発し、翌15年に赤穂浪士たちが亡君の仇討ちを決行したという歴史的事実ですが、この事件を題材として1784年に人形浄瑠璃として発表されたのが「仮名手本忠臣蔵」でした。

江戸時代において敵討ちは違法とされていたので、時代や場所や名前を変えて、あくまでも虚構として上演されていたようです。

しかし、観ているお客さんはそんな事情はすべて承知の上で、大星由良之助は大石内蔵助のことだなとか、高師直は吉良上野介のことだなと置き換えながら、怒ったり笑ったり泣いたりしながら観劇していたのでしょう。

さて、大序は一連の事件の伏線の部分にあたりますが、この演目が人形浄瑠璃からきたものであるということを感じさせてくれる素敵な演出となっています。

三段目では、もともと桃井若狭之助に向かっていた高師直のいびりの矛先が、塩冶判官に向かうことになります。

「お家断絶」をちらつかせながらの師直の罵倒に、必死に耐えながら、しかし武士の誇りをズタズタに傷つけられた塩冶判官がついに刃傷に及ぶ緊迫した場面です。

四段目は、その塩冶判官の切腹と城の明け渡しです。

慣例により、この幕は始まると30分間入場することができません。

「焼香場」と呼ばれ、役者も観客も、その場にいる全ての人が、厳粛な雰囲気の中、塩冶判官の切腹を見届けることになります。

由良之助の到着を待ちわびる塩冶判官、主君存命のうちにと必死に駆けつける由良之助、その姿は涙を誘います。

道行は、そういった主君大事の場に、恋人との逢瀬のため居合わせることのできなかった早野勘平が、そのことを悔いながら恋人お軽とともに旅をする場面が舞踊として描かれています。

四段目や道行はこれまでにも観たことがありますが、とくに道行は、通しで観ると勘平の後悔がよく伝わってくる気がします。

昼の部は10時45分開演ですが、10分ぐらい早めに席についていたほうがいいですよ。

ちょっとおもしろいものが観られます。

大星由良之助:市川團十郎、高武蔵守師直:市川左團次、塩冶判官高定:中村橋之助、顔世御前:中村福助、腰元お軽:片岡孝太郎、早野勘平:片岡仁左衛門

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『頭のいい人がしている残業しない技術』 中山祐

自分の働き方を見直さねばならないと思っていた。

時間外勤務は多いし、趣味の時間をしっかり持てないし、スキルも伸びないし、机の上は汚いし…

書店のビジネス本コーナーには残業を減らすためのハウツー本がたくさんあって、いろんなヒントを与えてくれる。

全部が全部活用できるというわけではないけれど、「これ使えるかも!」というのが結構あって、読んでいるだけでも楽しくなる。

とりあえずは夜型から朝型に切り替えてみようということで、今日はいつもより30分ぐらい早く家を出た。

朝は自分のペースで仕事ができるので、なかなか良い時間を持つことができた。

ちょっとずつ実践していったら、そのうち残業がなくなるかも!

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『コーチングが人を活かす』 鈴木義幸

人を育てるというのはなにも家庭や学校に限られることではない。

そして、その難しさも場を問わない。

コーチングは最近ブームになっていて学校現場でも研修が行われたりするけど、こういう本来のビジネスの場でのコーチングに触れておくのもおもしろいなと思った(もともとはスポーツが発祥なんでしょうが)。

初心者のわたしでも「すぐに使えそう」と思えるぐらいわかりやすく書かれている。

結局はコミュニケーション技術なんだけど、ものの考え方についても目からうろこという感じで、人との接し方を新しい目で見つめなおすことができる。

部下の育成に行き詰まっている人はぜひご一読を。

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『あるキング』 伊坂幸太郎

ある天才バッターの伝記小説。

これまでの伊坂作品とはだいぶ雰囲気が異なります。

伊坂さん自身も読者の反応が気になっているようです(「ダ・ヴィンチ」10月号)が、私は好きです!

大きな力、運命とか宿命とか、あるいは権力とか、そういったものに人間としていかに立ち向かうかということが描かれている伊坂作品が好きだということを以前にも書きました。

今回は、そういった大きな力のまん中で、静かに真正面からそれを受け止める人間(いや、王か)の姿が書かれています。

そして、その周囲でワラワラする人間たちの姿も。

そのワラワラとした感じがどんどん不安感とか不穏さとか増大させていく様子は、現実世界の閉塞感ともつながるなと思ったりもします。

が、そこにもまた大きな力が働いているわけです。

こんな、なんだか救いようのない奇妙な世界で、そこに見出せる救いもまた「大きな力」に決められているとなれば、皮肉以外の何ものでもありません。

「でも最終的には人間だよね」と言いたいなぁ。

なんて、このフィクションを読みながら、読者である私はやっぱり抗う方法を考えているわけで、そういう意味で伊坂さんが私に与える影響はこれまでと変わらず大きいのです。

むしろ、描き方が違うために、別の角度から考えさせられるからいい。

伊坂さんの新たな引き出しをのぞけたこともうれしい。

そして何より、読み物としてとてもおもしろい!!

一つ一つの場面について、この小説を読んだ人と語り合いたいなあと思いました。

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ニュートラル

外からの刺激が強すぎて、多すぎて、消化しきれないということを経験した。

夏からずっと忙しかったからな。

5連休あってよかったぁ。

この3日間ギアがずっとニュートラルのままみたいな感じでまだもとに戻らない。

あと2日でなんとかしよう。

今日の夕方まで引きこもっていたけど、このままではいかんと思って本屋さんに行った。

そのあとスーパーで小麦粉とバターと牛乳を買って、家にあったかぼちゃを使ってかぼちゃケーキを作った。

目分量で作ったんだけど、甘さ控えめでブランデーもきいて、なかなかおいしくできた。

そういえば、今日のお昼は生まれて初めておいしくチャーハンが作れた。

今日は料理運が良かったのかも。

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『夜の朝顔』 豊島ミホ

人生を最も真剣に考えていたのは、もしかしたら小学生の頃だったかもしれない。

単純に見える生活を送りながら、それでも小さな世界の中で複雑な感情を確かに持っていた。

中でも今もリアルに思い出せるのが、不安感だったり罪悪感だったりする。

だけどそんな言葉だけで表すことのできない微妙な感情もあって、そういうのをこの本は思い出させてくれた。

そして、「ああ今の自分のモトはあそこにあったのかな」なんて思ったりする。

ホント豊島作品にはキュンとさせられます。

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名古屋平成中村座 夜の部

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)

二、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)

三、元禄花見踊(げんろくはなみおどり)

昼の部とは打って変わって、シリアスな雰囲気の演目が続きます。

座席も1階席のうしろの方だったので、一緒に行った母曰く、「昼と比べると『がまん』だね」。

さて、「傾城反魂香」は、確か以前に橋之助さんの又平で観たことがあります。

口が不自由であるがゆえに、土佐の名字を貰いたい旨や想いをなかなかうまく伝えられない又平。

彼の代わりに師匠に必死に願い出るおとく。

夫婦の情愛の深さに心打たれる演目です。

勘太郎さんと、七之助さんが演じます。

勘太郎さんの真面目さがうかがえるような又平でした。

「極付幡随長兵衛」は、明治の作品だそうです。

江戸時代を舞台にして明治時代に作られた演目を、平成中村座が公演するというのもなかなかおもしろいですね。

劇中劇や湯殿の立ちまわりなど、ちょっと変わった演出もあります。

橋之助さん演じる長兵衛は登場からしていい男で、いかにも江戸っ子の親分という感じです。

その親分が妻や子に別れを告げる場面では、潔いなと思う反面、現代人のわたしとしては、自分から罠にかかりに行くなんてばかだなとも思います。

それでもやっぱり家族との別れは辛かろうとほろりときました。

長松がめちゃくちゃかわいかったです。

そして、わたしは自分で思っていたより橋之助さんのことが好きかもしれないということに気がつきました。

いい男です。

「元禄花見踊」は、華やかな雰囲気の踊りです。

わたしは踊りはとても好きですが、もしあまり好きではないという人であっても、これは最後まで見たほうがいいと思いますよ。

帰りは名古屋城の東門から出ることになると思いますが、そのときぜひ後ろを振り返ってください。

昼とは違った雰囲気の名古屋城が見られるはずです。

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名古屋平成中村座 昼の部

昼の部は「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ) 法界坊」です。

法界坊:中村勘三郎、甚三郎:中村橋之助、要助実は松若:中村勘太郎、野分姫:中村七之助、正八:片岡亀蔵、勘十郎:笹野高史、権左衛門:坂東彌十郎、お組:中村扇雀

「鯉魚の一軸」を中心に、松若と、その許嫁の野分姫、松若と恋仲にあるお組、そのお組を恋い慕う男たちが物語を作っていきます。

とくに、悪党なんだけどなんだか憎めない法界坊は、勘三郎さんが演じるだけに余計魅力的に見えてきます。

歌舞伎とは思えないような演出、アドリブもふんだんに盛り込まれています。

正八が女性に迫るときの「にらみ鯱」は見ものです(笑)

勘三郎さんが他の出演者たちをいじるのも楽しいです。

前半「はたしてこれは歌舞伎だろうか」というくらい自由に動き回っているように見える役者さんたちですが、お芝居が進むうちに次第に雰囲気が変わってきて、最後はいかにも歌舞伎という感じでビシッと締めてくれます。

観客を楽しませようとする気迫みたいなものが伝わってきました。

きっと初めて歌舞伎を観る人から、歌舞伎を見慣れている人まで満足のいくお芝居ではないかなと思います。

さすが勘三郎さんです!

「中村座」でしか味わえないような演出も盛りだくさんです。

思わず「おー!」と言ってしまう場面がいくつもありますよ。

それは見てのお楽しみ!

幕が引かれてからも拍手は鳴り止まず、ふつう歌舞伎にはないカーテンコールがありました。

そしてこれまたふつう歌舞伎にはないスタンディングオベーション。

平成中村座ならではですね。

歌舞伎を見始めて15年(!)のわたしですが、とても新鮮な気持ちで歌舞伎を感じることができました。

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名古屋平成中村座 その1

行ってきました、「名古屋平成中村座」!

よかったぁ、よかったよぉ。

名古屋城の敷地内に作られたあの芝居小屋に入るだけでも価値があると思う!

江戸時代の芝居小屋の雰囲気を少しでも感じられるようないろいろな工夫が為されています。

なんと言っても、飲み食いしながら芝居を観られるのがいい。

実際は芝居に夢中になってしまうのでそんなに飲み食いする暇はないのだけど、それでもそういうお約束になっているのがいいではないですか。

お弁当は、入場してから(建物の外で)買うことができます。

しかも、幕間にスタッフの方がお弁当の空まで集めてくれます。

トイレもめちゃくちゃきれいです。

公演記念グッズもいろいろあって、いつもは筋書きしか買わないわたしが、思わずTシャツまで買ってしまいました。

そうだ、一つだけ注意点。

会場内は写真撮影禁止です。

撮りたくなるくらい素敵な会場だけど、マナーは守りましょう。

それぞれの演目の感想は明日以降ってことで。

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京都ひとり旅 その6 京都嵐山オルゴール博物館・風俗博物館・京都文化博物館

京都ひとり旅2日目は、博物館めぐりをしようと考えていました。

そこで、まずは「京都嵐山オルゴール博物館」に向かいました(入館料1000円)。

P1020015 世界最古のオルゴールはじめ、オートマタなどさまざまなオルゴールが数多く展示されています。

平日の午前中ということもあって見学者はわたし一人であったにもかかわらず、職員の方がひとつひとつ丁寧に説明しながらオルゴールを動かしてくださったので、とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。

日本ではあまり日常に馴染みのないオルゴールですが、ヨーロッパでは日用品のさまざまなもの(印章や嗅ぎ煙草入れ、椅子などにも!)に組み込まれていたようです。

現在ではCDプレイヤーやiPodなどの媒体を通じてわたしたちは手軽に音楽を楽しむことができますが、18世紀にオルゴールができるまで一般の人々の生活の中には音楽がなかったのだという話を聞いて、オルゴールのすごさを初めて知った気がしました。

ここでは語りつくせないくらい素敵な博物館です!

ぜひもう一度行きたいと思います!

続いて向かったのが、「風俗博物館」(入館料400円)。

こちらは井筒法衣店ビルの5階にあります。

『源氏物語』の光源氏の邸宅「六條院」の模型が展示されています。

写真などではわかりにくい平安時代の調度品や衣装等を、手の届く距離で見ることができるのでとても興奮しました。

なんと写真を撮ることもできます!

衣装の試着もできます。

こちらもわたし一人だったので、フロアを行ったり来たりしながら一周では飽き足らず二周して、写真も思う存分撮って、『源氏物語』の世界を満喫することができました。

続いて、「京都文化博物館」へ。

日ごろの運動不足がたたりかなり足腰が疲れ果てていたので、サラッと見るつもりで行きました。

しかし、現在行われている「藤城清治 光と影の世界展」がとても良く、結局ここでも2時間あまり見学することとなりました(入場料1200円)。

もちろんこの特別展示を目的にしていたのですが、正直こんなに素敵だとは思っていませんでした。

影絵だからこその神秘的な雰囲気!

それをつくりだす作家の技術、演出!

芸術というのは実際に見てこそのものだなということを改めて実感させられました。

とても手が出そうにないけれど、自分の部屋に一つ、この輝く作品がほしいなあと思いました。

常設展示では京都の変遷が展示されています。

現在、狩野益信の洛中洛外図屏風が展示されています。

今回の旅で訪れた場所も描かれていて、江戸時代の人々が見た風景を、今ここに生きている自分が見ることができたということがなんだか不思議で、これはある意味奇跡だなと思いました。

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京都ひとり旅 その5 天龍寺・野宮神社

P1010997 8時過ぎ、朝日に輝く桂川と渡月橋を見ながらぶらぶらと天龍寺に向かいました。

天龍寺では本堂と庭園を参拝しました(600円)。

P1020004方丈と池の間を通り、望京の丘まで登って、広く美しい庭園を満喫しました。

雲龍図は限られた日のみの特別参拝ということで見ることはできませんでした。

残念。

北門から竹林に出て、そのまま野宮神社へ。

伊勢神宮に奉仕する皇女を斎宮といいますが、その斎宮に立つ内親王は、まず皇居内で潔斎し、その後野宮で潔斎して伊勢に向かったそうです。

『源氏物語』では、六条御息所の娘が斎宮になるため野宮で潔斎生活を送っていて、その下向の直前に光源氏が六条御息所を訪れる場面が描かれています。

P1020010 そこには「小柴垣を大垣にて」「黒木の鳥居ども」とあります。

当時の景色もこの写真のようであったのでしょう。

このような黒木鳥居というのは、鳥居の形としては古いものなのだそうです。

P1020012 野宮神社周辺には竹林が広がっていて、歩いていてとても気持ちいい道でした。

途中、作業現場の警備員の方が「写真撮ってあげるよ」と声をかけてくれたので、お言葉に甘えて撮ってもらうことにしました。

慣れた様子で「はい、ここに立って」「次ここね」と指示してくれて、そのとおり撮ってもらったらとてもいい雰囲気で写っていました。

ひとり旅ではなかなか自分が映っている写真というのは撮れないので、とても貴重な写真になりました!

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京都ひとり旅 その4 ご清遊の宿らんざん

仁和寺を出て、京福北野線で御室駅から嵐山へ。

宿泊するのはご清遊の宿らんざん。

「じゃらんnet」からシングルプランに申し込みました。

朝夕食事ありで、セミダブルベッドのシングルルームです。

P1010991 とてもきれいなお宿で、食事もおいしくいただきました。

日本酒三種類を少しずつのめる「三大祭り」を頼んで、一P1010995人ほろ酔いで良い気分になることができました。

女性ひとり旅と思われる人も何人かいて、となりのテーブルのおばあちゃんが、浴衣姿で一人ぐいP1010989ぐいお酒をのんでいるのが粋でかっこよかったです。

わたしもあんなふうになりたい!

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京都ひとり旅 その3 金閣寺・龍安寺・仁和寺

糺の森を抜けて次の向かったのは金閣寺。

実は金閣寺(鹿苑寺)に行くのは初めて。

P1010971 受付で拝観料(400円)を払うと、拝観券ではなくお札がもらえます。

写真では見慣れていたものの、やはり実際に見てみると思わず「おー」とつぶやいてしまいました。

きぬかけの道を歩いて龍安寺へ。

地図で見ると近そうなのに、これが意外と距離があって途中でへこたれそうになりました(立命館大学前で休憩した…)。

わたしのように足腰に自信のない人は、次の日に響くのでバスで移動した方がいいでしょう。

龍安寺は、現在方丈が工事中ですが、石庭を見るのには支障はありません(500円)。

P1010974 以前石庭を見たときは14しか石を見つけることができなかったのだけど、今回は観光客が少なかったこともあってじっくり15みつけることができました。

続いて、またまたきぬかけの道を歩いて仁和寺へ。

御殿の拝観は500円。

15時半くらいに仁和寺に着いたら、受付の方に「先に御殿に行った方がいいよ」と言われました。

P1010979御殿は受付が16時まで、拝観が16時半までだそうです。

平日だからか観光客が少なくて、黒書院の襖絵もじっくり見ることができたし、南庭や北庭を見ながらゆったりすることもできました。

御殿を出て金堂へ。

この金堂は、桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿を江戸時代に移築したもので、国宝に指定されています。

P1010982現存最古の紫宸殿の遺構だそうです。

そんなことはまったく知らずに行ったので、説明を読んで一気にテンションが上がり、隅から隅まで見てまわってしまいました。

二王門を出るころには、すでに時計の針は17時を示していました。

P1010985 ちょうどそこに受付の方がいらっしゃって、「見れた?」と声をかけてくださいました。

こういうのっていいよね。

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京都ひとり旅 その2 上賀茂神社・下鴨神社

なぜ上賀茂神社と下鴨神社に行ったかといえば、これは『有頂天家族』(森見登美彦)に描かれていた下鴨神社・糺の森を一目見たかった、という少々不純な動機に端を発する。

そして、下鴨神社に行くのであれば、上賀茂神社も行くべきだろうという安易な結論にたどり着いたわけである。

しかし、いかに動機が不純であろうと、結果としてそこから学びとることができればなんの問題もない。

いや、むしろ「思いがけないことが起こる人生って、なんて素敵なんだろう」と幸せを実感できるのである。

というわけで、本当にすばらしかった上賀茂神社と下鴨神社についてです。

上賀茂神社へは、京都駅から市バスに乗って上賀茂御園橋で下車。

だいたい40分くらい。

今、国宝・本殿特別参拝とご神宝展というのをやっていて、神職さんが上賀茂神社の由来や建築様式について話してくれます。

これが大変おもしろい。

内容については、ぜひ実際に聞くことをおすすめします。

国宝の本殿・権殿も見られます。

初穂料は500円。

P1010954情報誌には所要45分とあったけど、とても居心地が良かったので、結局70分くらいいたみたいです。

さて、上賀茂御園橋バス停から下鴨神社前バス停へ。

下鴨神社の由来については、山城国『風土記』などに神話が伝えられているそうで、これも大変興味深いお話です。

P1010968境内は糺の森と呼ばれています。

たくさんの社殿があり、たとえば御手洗社の前にある不思議な池「みたらしの池」に水が湧き出る様子をかたちどったのがみたらし団子の発祥であるというおもしろい話もあります。

現在下鴨神社では重要文化財の「大炊殿」の特別公開がされています。

拝観料は500円です。

さて、上賀茂神社、下鴨神社といえば、葵祭。

平安時代に「まつり」と言えば葵祭を指すほどでした。

『源氏物語』では、葵祭を見に行った葵上と六条御息所がはちあわせをして、見物場所をめぐって争った「車争い」の場面が描かれています。

また、紫上を葵祭の見物に連れ出そうと、光源氏自らが紫上の髪を削ぐ場面もあります。

作者である紫式部もこの地を踏んだのだと思うと、感慨深いものがありました。

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京都ひとり旅 その1

8/26、27と京都に行ってきた。

ようやくとれた夏季休暇。

いつものわたしなら家でだらだら過ごすところだけど、猛烈に忙しかった今年の夏はどうしても遊ばなければ気がすまなかったのである!

2日前に急遽京都に行くことを決め、いろいろ調べて、宿もとって、近鉄特急でいざ京都へ!!

今回訪れたのは次のとおり。

1日目

・上賀茂神社

・下鴨神社

・金閣寺

・龍安寺

・仁和寺

2日目

・天龍寺

・野宮神社

・京都嵐山オルゴール博物館

・風俗博物館

・京都文化博物館

結果的には世界遺産と源氏物語の旅であったな。

くわしくは次回から写真付きで!

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輪郭

今朝職場に行ったら、同僚に

「あかりんごさん大丈夫? 疲れてるんじゃない? なんか輪郭がぼやけてるよ」

と言われた。

そ、それはお化粧のことですか?

それとも存在感の問題ですか!?

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大人の話

お盆に実家に帰った。

昨日は親戚が家に来た。

これは毎年のことで、おじさんとおばさんが1時間ぐらい話をして帰っていく。

ところが、今年はものすごいサプライズがあった。

なんと、いとこも一緒に来たのだ。

およそ15年ぶりの再会となるこのいとこは、わたしにとって唯一「お姉ちゃん」と呼べる人である。

小さい頃は一時一緒に住んでいたこともあったし、その後もよく家に遊びに来ていて、服のおさがりをもらったりもしていた。

でも、中学に入ったあたりからお互い忙しくなって、行き来もほとんどなくなった。

いとこの話は、おばさんから聞くか、おばさんと電話で話をした母から伝え聞くしかなかった。

そのいとこのお姉ちゃんが来たのである。

はじめこそどういう距離感で話したらいいのか少し戸惑ったものの、同じ働く女性として共通の話題も多かったし、小さい頃の話もしてとても盛り上がった。

会社の雇用のことや仕事でたまったストレスの解消の仕方、あるいは、小さい頃、ほんとうに小さい頃、食卓で大人たちと同じようにわたしたちの前にも当然のごとく置かれていた泡の出る飲み物のこととか、大人たちに混じってジャラジャラと卓上ゲームをしたことなど、話題は絶えなかった。

親の前でそういう話をするのはくすぐったくて、「ほらほら大人の話をするようになったんだよ」とか「あんな環境にいて、わたしたちよくまっすぐに育ったよね」なんて茶化したりした。

お姉ちゃんも、「お酒が入ったら、もっと盛り上がるよね」と言ってくすくす笑った。

15年の歳月によって変わったものと、15年以上経っても変わらないものがあった。

それがなんだか変な感じもしたけれど、変わったものも変わらないものもどちらも心地いい。

お姉ちゃんの話題の振り方や表情なんかがとても素敵で、あんなふうになりたいなあと思った。

やっぱりお姉ちゃんはいつまでもわたしの憧れの存在だ。

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